大田弘子経済財政担当相と政府の経済財政諮問会議の民間議員が地方に出向いて地域の課題を話し合う「経済財政に関する地方会議」が二十六日、札幌市白石区の札幌コンベンションセンターで開かれ、道内各産業の経営者らと経済の活性化について意見交換した。
冒頭、大田経財相が「北海道経済の飛躍に向けて」と題し、農商工の連携による北海道のブランド力の強化や、国内外からの投資を呼び込むためのビジネス環境の整備などを提言した。
これに対し、道内から出席した阿寒グランドホテル(釧路)の大西雅之社長は、航空自由化で羽田と道東を結ぶ路線の航空運賃が新千歳線などに比べて大幅に上昇し、観光客が減少している現状を説明。地方の民間企業が自助努力で競争できる環境整備を訴えた。
金型部品製造のキメラ(室蘭)の宮崎秀樹社長は、企業誘致で道内は土地や人材の提供で優位性があるとする一方、「行政の情報収集力や迅速な行動が足りない」と述べた。また北海道新聞の金成良宏経済部長は官依存体質からの脱却に情報技術(IT)やバイオなど新産業の振興や交通基盤整備の必要性を指摘した。
会議終了後、大田経財相は「北海道の活性化に国として何ができるか、しっかりと考えたい」と述べた。
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