2007年11月3日土曜日

千歳市立図書館の蔵書点検 本が泣いている 切り抜き被害深刻 「行方不明」減少も794冊

【千歳】千歳市立図書館の本年度蔵書点検がこのほど終了した。前回調査時の昨年九月からこの一年間で、手続きをしないで持ち出されるなどした「不明本」は七百九十四冊だった。昨年の前回点検より二百二十二冊減ったが、一方で本の一部が切り取られるなど、悪質なケースも見られる。  点検は九日間をかけ、同図書館が保有する全資料二十八万九千三百十一点を対象に行った。不明本の種類は、子ども向けの本より、小説や芸術関係など大人向けの本が多かった。  同図書館は対策を検討しているが、出入り口に取り付ける盗難防止用センサーを設置するなどの予定はいまのところないという。  不明本発生を防ぐ決め手がないのが実情で、利用者の良識に訴えるしかないようだ。  また、本の切り抜きも深刻な問題だ。料理本や雑誌などの写真が一部切り抜かれたり、ページ自体が切り取られたりしている図書も見られ、一冊二カ所以上の被害に遭っているのもある。  同図書館は「資料は市民全員の財産だということを自覚してほしい。『本が泣いているキャンペーン』として、今後被害本を展示し、利用者に啓発していきたい」と話している。

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