2007年9月29日土曜日
市営住宅 ペット禁止徹底 三笠市が来春から 「生きがい」と反発も
【三笠】市は市営住宅でのペット飼育禁止を二○○八年四月から徹底する方針を決め、現在、ペットを飼っている住民に新たな飼い主を探すよう協力を求めている。しかし「高齢者にとっての生きがいを取り上げないでほしい」など、一部住民からは反発の声も上がっている。 市の規則では、以前からペットの飼育は「ほかの入居者の迷惑になる行為」として禁止されていたが、事実上、黙認されてきた。だが、近年アレルギーやにおいなどについて苦情が絶えず、市も対応を検討してきた。 市は○四年九月から十一月にかけて、市営住宅全千八百世帯にペット飼育の実態と賛否を問うアンケートを実施。その結果、千四十二世帯から回答があり、七割がペット飼育に「反対」と答えた。 そこで、○五年三月に市内八カ所で説明会を開き、ペットを飼育している入居者には、○八年三月三十一日まで三年間の特例措置期間に新しい飼い主を探すなどの対処を求めた。 こうした市の姿勢について、住民からは理解を示す声がある一方、反発や不安の声も。市営住宅で猫を飼う独り暮らしの女性(74)は「ペットは家族。自分が食べないような高いかつお節を買って食べさせるほど大切な存在なのに」と不安げな表情を見せる。 新築した市営住宅に移るために長年飼っていた猫を妹に預けた無職男性(75)は「手放したときは身を切られるほどつらかった…」と目を伏せた。 ○五年四月段階で約二百世帯だったペット飼育世帯は現在、約百五十世帯まで減少。市は「今後も個別訪問などで理解を求めるとともに、新しい飼い主募集をイベントなどで呼びかけたり、ペットが飼育できる民間住宅を紹介するなど努力したい」としている。(北海道新聞 引用)
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