2007年9月17日月曜日
日高町千栄地区の有志、町住借りゲストハウスに 宿泊希望者に無料開放
【日高】過疎化が進む町千栄地区で、住民有志が空き家の町有住宅一戸を自己資金で借り、都会に住む人に無料開放するゲストハウスをオープンした。「千栄は日高山脈を目指す登山客らの魅力の的。宿泊できる住宅を今後、増やし千栄を元気づけたい」と張り切っている。 空き家を借りたのは、いずれも無職の石橋正さん(77)、四倉正雄さん(72)、松本寛さん(59)の三人。九月一日から資金を出し合って平屋の元教員住宅を町から借り受け、短期、長期を問わず宿泊希望者を募っている。 千栄は世帯数が計五十九戸。平均年齢は六十歳を超える。二十歳以下は十人足らずで、少子高齢化が進んでいる。民間や町有住宅の空き家が目立っており、「このままでは地域がなくなる」と危機感を抱いた三人がゲストハウスを開設した。 「山の家」と名付けられたゲストハウスは国道274号沿いにあり、コンクリートブロック造り六十平方メートル。築三十二年だが、五年前まで使用されており、2LDKの室内は電化製品や日用品が備え付けられ、きれいに整備されている。 三人は家庭菜園好きで、互いに農作業を手伝い合う仲。石橋さんは千栄生まれだが、四倉さんは東京、松本さんは福岡出身で、千栄の住民の人柄、日高山脈の自然に魅せられ、移住してきた。 千栄では町有住宅はまだ四戸空いている。地元住民は、都市の住民との交流拠点などとして町有住宅の有効利用を望んでいる。今回、自らの名義で町有住宅を借りた松本さんは「農業体験や、魚釣り、登山などの拠点として山の家が愛されるようになってほしい」と話している。(北海道新聞 引用)
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