2007年9月13日木曜日

零下20度でも水素できる! 室蘭の「ハイドロデバイス」 新技術を開発

燃料電池開発などに取り組むベンチャー企業「ハイドロデバイス」(室蘭市中島町)が、零下二○度ほどの寒冷地でも水から水素を製造できる技術開発に取り組んでいる。環境に優しい新エネルギーの水素を零下の条件でも簡単に製造できようになれば、水素エネルギーを利用した寒冷地仕様の自動車開発などにつながるという。  同社の開発事業は、経済産業省の外郭団体「新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)」の本年度新エネルギーベンチャー技術革新事業にも採択され、事業費として一千万円の補助を受けることになった。  同社はすでに、アルミ微粒子と水を混ぜ、水分中の酸素とアルミニウムを結合させて水素を取り出す技術を開発し、携帯型の水素発生器を製品化。一グラムの微粒子と一ミリリットルの水を混ぜるだけで水素一リットルを取り出せるが、これまでは、常温約二○度での製造しか取り組んでいなかった。  今回は、微粒子をさらに極小にするなどの改良を加えて、零下二○度の条件でも水素製造を可能にするという。  同社は開発に向け、十月末にも新工場を室蘭、登別市内のいずれかに設置したい考えで、場所の選定を進めている。  同社の渡辺正夫代表=室蘭工大特任教授=は「いつでもどこでも簡単に水素を製造できれば、水素エネルギーの普及に向け、革新的な技術開発になる」と話している。  同社は二○○四年六月、室工大発のベンチャー企業として設立した。(北海道新聞 引用)

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