2007年9月30日日曜日
反戦の願い切々と 札幌の氏家さん、遠藤さん 大麻で体験談
【江別】戦争体験者が若い世代に語り継ぐ講話会「一銭五厘の風」が二十六日夜、大麻東町一三の交流拠点「ほっとハウスおおあさ」で開かれた。特攻隊の出撃を見送った氏家光男さん(80)=札幌市=と、戦艦「武蔵」の乗組員だった遠藤義正さん(83)=同=が体験を語り、戦時下を生き抜いた二人の証言に地域住民や学生が聞き入った。 市民有志が企画し、約三十人が参加。会の名称は旧日本軍の召集令状「赤紙」の一銭五厘にちなんで名付けた。 海軍の特年少年兵として十六歳で台湾の航空基地に派遣されていた氏家さんは、学生や妻子のいる隊員が飛行機で出撃するのを見送り、後に特攻と知らされたという。「悔し涙があふれ、軍の幹部といえども、人の尊い命を奪う権利がどこにあるだろうか」と憤った当時の心境を切々と口にした。 鳥取県米子市で終戦を迎え、帰路の列車で原爆投下後の広島を通過。顔が赤くむけ、血を流した子どもたちが親を探している光景を目にしたことにも触れた。体験を記した「16歳の戦場」という著書のある氏家さんは「戦争は絶対にしてはいけない。そのことを文章に書き、訴え続けたい」と強調した。 遠藤さんは航空機の支援がない武蔵の艦上での戦闘を振り返り、「米軍機はカモメのごとく、ウンカのごとく飛んできた」と状況を説明。空からの爆撃と敵艦の魚雷攻撃のすさまじさを語った。 講話会の呼び掛け人の佐久間恭子さんは「戦時体験を話してくれる世代は高齢になっている。今こそ機会をつくらなければ」と話し、今後も継続していくという。(北海道新聞 引用)
2007年9月29日土曜日
市営住宅 ペット禁止徹底 三笠市が来春から 「生きがい」と反発も
【三笠】市は市営住宅でのペット飼育禁止を二○○八年四月から徹底する方針を決め、現在、ペットを飼っている住民に新たな飼い主を探すよう協力を求めている。しかし「高齢者にとっての生きがいを取り上げないでほしい」など、一部住民からは反発の声も上がっている。 市の規則では、以前からペットの飼育は「ほかの入居者の迷惑になる行為」として禁止されていたが、事実上、黙認されてきた。だが、近年アレルギーやにおいなどについて苦情が絶えず、市も対応を検討してきた。 市は○四年九月から十一月にかけて、市営住宅全千八百世帯にペット飼育の実態と賛否を問うアンケートを実施。その結果、千四十二世帯から回答があり、七割がペット飼育に「反対」と答えた。 そこで、○五年三月に市内八カ所で説明会を開き、ペットを飼育している入居者には、○八年三月三十一日まで三年間の特例措置期間に新しい飼い主を探すなどの対処を求めた。 こうした市の姿勢について、住民からは理解を示す声がある一方、反発や不安の声も。市営住宅で猫を飼う独り暮らしの女性(74)は「ペットは家族。自分が食べないような高いかつお節を買って食べさせるほど大切な存在なのに」と不安げな表情を見せる。 新築した市営住宅に移るために長年飼っていた猫を妹に預けた無職男性(75)は「手放したときは身を切られるほどつらかった…」と目を伏せた。 ○五年四月段階で約二百世帯だったペット飼育世帯は現在、約百五十世帯まで減少。市は「今後も個別訪問などで理解を求めるとともに、新しい飼い主募集をイベントなどで呼びかけたり、ペットが飼育できる民間住宅を紹介するなど努力したい」としている。(北海道新聞 引用)
2007年9月28日金曜日
「999人の第九」30日に開催 情熱重ね23回 連続出場わずか6人 札幌
合唱愛好家が札幌交響楽団(札響)をバックにベートーベンの交響曲第九番を歌うボランティアコンサート「999人の第九」が三十日、札幌コンサートホール・キタラ(札幌市中央区中島公園一)で開かれる。二百九十四人が出演するが、一九八五年の初回から二十三回連続でステージに立つのはわずか六人。視覚障害者で鍼灸(しんきゅう)師の麓(ふもと)幸子さん(63)=豊平区=もその一人だ。 麓さんは幼いころに失明。視覚障害者の合唱グループで活動していたところ、第一回公演の話を聞き、「第九を歌いたい」と参加した。 第九に挑戦するのは、もちろん初めて。楽譜やドイツ語の歌詞カードの点字版を作って暗唱するなど、練習に励んだ。「前夜は緊張のあまり眠れず、逆に合唱中に眠くなった。一度限りのコンサートだと思っていたので、終わった後は悲しくて一週間泣いてしまった」と振り返る。 十年目のころ、やめようとも考えたが「視覚障害者が大勢の健常者の中で活動するのは難しいけど、音さえ外さなければ合唱はやれる」と思い直し、続けてきた。母のムツさん(87)も当初から練習場まで付き添い、麓さんの活動を支えてきた。 今回は五月下旬から、週に二回程度のペースで練習してきた。二十三回目とあって、歌詞もすっかり覚え、ほかの参加者から「いろいろ教えてもらっている」と頼られる存在。麓さんは「少し耳が悪くなってきたけど、まだまだ大丈夫」と話し、本番ではアルトのパートを担当する。 当日は札響もシベリウスの交響詩「タピオラ」を演奏する。入場料はS席三千円、A席二千円で、キタラチケットセンターで販売中。益金は福祉団体などに寄付する。問い合わせは主催の「999人の第九」の会事務局(電)850・0890へ(北海道新聞 引用)
2007年9月26日水曜日
環境保全へ補完関係を 日ロ学生フォーラム閉幕
日ロの学生計六十二人が参加した「日ロ学生フォーラム2007」は二十五日も北大で会議を続け、両国が環境保全やエネルギー分野で相互補完の関係を構築していくべきだなどとする統括を発表、閉幕した。 学生たちは二十四日から三つの分科会で議論し、分科会ごとに統括をまとめた。 「アジア太平洋地域の安定した発展のための日ロの役割」をテーマにした分科会は、日ロ関係の強化はアジア太平洋地域全体の発展につながると指摘。「持続可能な世界をつくるには、日本が温室効果ガスの削減技術を、ロシアが豊富なエネルギーを供給するなどの協力が重要になる」などと報告した。 このほか、ロシア極東地域と北海道など地域単位での交流強化や、文化的な理解を深めることが両国関係の好転につながるなどの提言が出た。(北海道新聞 引用)
2007年9月24日月曜日
道内15カ所からラーメン一堂に 札幌
全道十五カ所のご当地ラーメン店を集めた「HOKKAIDOラーメン祭り2007inさっぽろ」(同実行委主催)が二十二日、札幌市東区の「サッポロさとらんど」で始まり、大勢のラーメンファンが各地自慢の味を堪能した。 「ラーメンだって地産地消」を合言葉に、道産小麦100%のめんを使うイベントとして昨年初めて開催。今年は札幌の「スープカレーラーメン」や苫小牧の「ホッキ節しょうゆラーメン」などの店が軒を連ね、訪れた人が長蛇の列をつくった。この日は高橋はるみ知事も訪れ、釧路市の「黒金純水」のラーメンをぺろりと平らげ、「(道産小麦への転換を図る)麦チェンをぜひ進めたい」。札幌市南区から訪れた無職石村鉄造さん(72)は「こしがあってうまい」と舌鼓を打った。二十四日までで、午前十時から午後五時(二十四日は午後四時まで)。(北海道新聞 引用)
2007年9月23日日曜日
エステ悪徳商法 「支払いいつまで…」 被害男性が体験談 札幌
エステの悪徳商法による被害が後を絶たない。巧みな言葉で相手を誘い、業者が法外な料金を請求。本年度も十九日までに、百六件の相談が札幌市消費者センター((電)728・2121)に寄せられている。実際に被害にあった同市東区の男性会社員(23)が北海道新聞の取材に対し、金の請求実態などを生々しく語った。 *女性が声かけ 昨年十二月下旬。札幌市中心部の百貨店前で、男性は若い女性から声をかけられた。「アンケートに答えませんか」。内容は体質や頭髪などについて。エステとはまったく関係ないものだった。 男性は疑いもなくアンケート用紙に記入し、自分の携帯電話番号も書き込んだ。その直後、女性は「エステの一日お試し体験が二千円でできますよ」と紹介。男性は即答はしなかったが、自宅に戻って数時間後、女性からの勧誘電話があり、好奇心も手伝って店を訪れた。 *5時間の説得 店は中央区内の雑居ビルの一室。個室で体験エステを終えると、やせるためのエステコースを提案された。百万円。当時は大学生でお金もなかったが、五時間説得され、契約してしまった。 契約は、三十数回分のエステで月々一万三千円(初回支払いは一万五千円)の分割払いだった。信販会社を通じての口座引き落としで、次の年の六月から支払いを始めるという内容。しかし、店側は書類不備を理由に後日申し込みをやり直し、支払いは三月に勝手に前倒しされていた。 エステには今年一月から、四、五日に一回の割合で行った。「脂肪燃焼効果がある」というオイルを体に噴霧され、タオルを巻いて電気振動を受けるなどした。店側はその後、契約には入っていなかった顔エステも実施。さらに、「歌手の浜崎あゆみも使っていて売り切れ続出」と言って、痩身(そうしん)オイルなどの美容三点セットを二つ(約十万円分)を分割で買わせた。 *親からも借金 予定外の経費がかかり、三十数回行う予定だった回数は三月までに十五回程度で終了。結局体重は三キロ増えた。店側は男性の抗議に対し「努力しないあなたにも責任がある」と逆に非難した。 「いつになったら支払いが終わるのか」。毎日それが頭から離れず、一時は親からも借金。男性は八月初旬に市消費者センターに相談し、店側との協議の末、残りの支払い分をゼロにさせたが、支払った十一万円は返ってこなかった。 「自分は素直で何でも信じやすい性格。断る意思をしっかり持っていれば…」。男性は悔しさをにじませた。(北海道新聞 引用)
2007年9月22日土曜日
力士の手形額寄贈 大相撲勧進元 東京の会社が清水町に
【清水】町体育館で八月に開かれた大相撲十勝清水場所の勧進元、フルタイムシステム社(東京、原幸一郎社長)が十九日、五十四年ぶりの清水場所開催を記念し、横綱らの手形額を町に寄贈した。 額は縦四十センチ横百四十センチで、清水場所に参加した横綱白鵬、大関千代大海、琴欧洲、琴光喜のサインと手形がそれぞれ入っている。巡業担当の尾上親方(元小結浜ノ嶋)を通じ、原社長が日本相撲協会に依頼していた。 同社の原周平副社長が町役場を訪れ、額を高薄渡町長に手渡し、町長が感謝を述べた(北海道新聞 引用)
2007年9月21日金曜日
登山18年、66歳で幌尻岳登頂…がん克服し百名山踏破 小樽の宮谷さん
小樽、札幌などの登山愛好者でつくる山々(さんざん)会会長の宮谷和子さん(66)=小樽市桜一=が日高山脈の幌尻岳(二、○五二メートル)の登頂で、「日本百名山」を踏破した。六年前に膀胱(ぼうこう)がんを克服し、地道に登り続けて十八年。最後は仲間とともに踏破の喜びをかみしめた。 幌尻岳の頂上には十三日朝、山々会のメンバーら五人とともに到着し、百名山達成を祝った。十年ほど前に挑戦した時は沢の水量が増し、断念した。百名山のうちでも難しい山といわれ、感激はひとしおだった。 登山を始めたのは、子育てが一段落した四十歳過ぎから。趣味と健康維持のためだったが、すぐに「一つの山を登りきった時の達成感がやみつきになった」。一九八九年、利尻山(一、七二一メートル)を皮切りに日本百名山を巡り始め、二年間で道内の九山のうち、七山を踏破。九二年からは道外の山にも挑み始めた。 二○○一年、六十九山目の富山県飛騨山脈の剱(つるぎ)岳(二、九九九メートル)に登った際、血尿が出た。腹痛はなく、「過労だ」と思って登山を続行。下山後に病院へ行き、初期の膀胱がんが見つかった。 内視鏡手術で小指の先ほどの腫瘍(しゅよう)を摘出し、再発せずにいる。「山ががんを教えてくれたし、病をはね返す体力もつくってくれた」と感謝する。 モットーは「頂上を極めるだけでなく、登る過程を楽しむこと」。百名山を巡る旅行会社のツアーもあるが、宮谷さんはすべて自分で行程を計画した。九割は道外にあり、往復で十日以上かかる山もあるが、十四年前から勤める障害者施設の同僚たちの理解で休暇を取り、登山を続けられた。 冬山は「技量を超えている」と挑戦せず、夏山中心に楽しむ宮谷さん。「これからも無理せず、楽しく山を登りたい」と話している。(北海道新聞 引用)
2007年9月19日水曜日
高齢の動物にごちそう贈る おびひろ動物園
敬老の日の十七日、帯広市立おびひろ動物園は高齢のゾウとカバに特製ケーキなどのごちそうを振る舞うイベントを行った。また、六十五歳以上の入園料を無料にするサービスも行われ、孫といっしょに動物を観賞するお年寄りの姿も目立った。 ごちそうをもらったのは、メスのアジアゾウ、ナナ(45)とオスのカバ、ダイ(38)。どちらも人間にすると六十五歳を超えるおばあちゃんとおじいちゃん。ナナは、スイカやメロンなど果物の盛り合わせを与えられ、ペロリと平らげた。一方、ダイには、好物のおからで作った二段重ねの特製ケーキがプレゼントされた。 ケーキは、トマトやメロン、バナナで飾り付けられ、見た目も鮮やか。しかし、食べ慣れない果物に戸惑ったダイは、少し残して「おなかいっぱい」とでも言いだけに、水の中にもぐりこみ、来園者から笑いを誘っていた。(北海道新聞 引用)
2007年9月18日火曜日
児童買春の情報に報酬 警察庁、人身取引も対象
少女や外国人女性をホステスとして強制労働させたり売春強要をする事件などについて、警察庁は18日までに、最高10万円の報奨金を支払う通報制度を来月1日から導入することを決めた。情報はフリーダイヤルで民間団体が受け付け、匿名での情報も求めて事件解決につなげたい考えだ。 情報提供者に報酬を支払う制度としては、殺人などの重要事件の中で警察庁が指定した事件の情報に「捜査特別報奨金」を出す制度が今年5月に始まっている。 今回対象となるのは、18歳未満の少女らを風俗店で就労させたり、児童買春事件など子どもの心身に有害な影響を与える「福祉犯」と呼ばれる犯罪と、主に外国人女性らが被害に遭う人身取引事件など。 警察庁は、事情を良く知る人からの内部告発を期待する。通報者が、身元を詳しく聞かれることなどを敬遠して警察への通報をためらう可能性もあり、警察庁は防犯活動に力を入れる特定非営利活動法人(NPO法人)の「日本ガーディアン・エンジェルス」に情報の受け付けを委託することとした。(北海道新聞 引用)
2007年9月17日月曜日
日高町千栄地区の有志、町住借りゲストハウスに 宿泊希望者に無料開放
【日高】過疎化が進む町千栄地区で、住民有志が空き家の町有住宅一戸を自己資金で借り、都会に住む人に無料開放するゲストハウスをオープンした。「千栄は日高山脈を目指す登山客らの魅力の的。宿泊できる住宅を今後、増やし千栄を元気づけたい」と張り切っている。 空き家を借りたのは、いずれも無職の石橋正さん(77)、四倉正雄さん(72)、松本寛さん(59)の三人。九月一日から資金を出し合って平屋の元教員住宅を町から借り受け、短期、長期を問わず宿泊希望者を募っている。 千栄は世帯数が計五十九戸。平均年齢は六十歳を超える。二十歳以下は十人足らずで、少子高齢化が進んでいる。民間や町有住宅の空き家が目立っており、「このままでは地域がなくなる」と危機感を抱いた三人がゲストハウスを開設した。 「山の家」と名付けられたゲストハウスは国道274号沿いにあり、コンクリートブロック造り六十平方メートル。築三十二年だが、五年前まで使用されており、2LDKの室内は電化製品や日用品が備え付けられ、きれいに整備されている。 三人は家庭菜園好きで、互いに農作業を手伝い合う仲。石橋さんは千栄生まれだが、四倉さんは東京、松本さんは福岡出身で、千栄の住民の人柄、日高山脈の自然に魅せられ、移住してきた。 千栄では町有住宅はまだ四戸空いている。地元住民は、都市の住民との交流拠点などとして町有住宅の有効利用を望んでいる。今回、自らの名義で町有住宅を借りた松本さんは「農業体験や、魚釣り、登山などの拠点として山の家が愛されるようになってほしい」と話している。(北海道新聞 引用)
日高町千栄地区の有志、町住借りゲストハウスに 宿泊希望者に無料開放
【日高】過疎化が進む町千栄地区で、住民有志が空き家の町有住宅一戸を自己資金で借り、都会に住む人に無料開放するゲストハウスをオープンした。「千栄は日高山脈を目指す登山客らの魅力の的。宿泊できる住宅を今後、増やし千栄を元気づけたい」と張り切っている。 空き家を借りたのは、いずれも無職の石橋正さん(77)、四倉正雄さん(72)、松本寛さん(59)の三人。九月一日から資金を出し合って平屋の元教員住宅を町から借り受け、短期、長期を問わず宿泊希望者を募っている。 千栄は世帯数が計五十九戸。平均年齢は六十歳を超える。二十歳以下は十人足らずで、少子高齢化が進んでいる。民間や町有住宅の空き家が目立っており、「このままでは地域がなくなる」と危機感を抱いた三人がゲストハウスを開設した。 「山の家」と名付けられたゲストハウスは国道274号沿いにあり、コンクリートブロック造り六十平方メートル。築三十二年だが、五年前まで使用されており、2LDKの室内は電化製品や日用品が備え付けられ、きれいに整備されている。 三人は家庭菜園好きで、互いに農作業を手伝い合う仲。石橋さんは千栄生まれだが、四倉さんは東京、松本さんは福岡出身で、千栄の住民の人柄、日高山脈の自然に魅せられ、移住してきた。 千栄では町有住宅はまだ四戸空いている。地元住民は、都市の住民との交流拠点などとして町有住宅の有効利用を望んでいる。今回、自らの名義で町有住宅を借りた松本さんは「農業体験や、魚釣り、登山などの拠点として山の家が愛されるようになってほしい」と話している。(北海道新聞 引用)
2007年9月15日土曜日
表皮水疱症 札幌に患者、家族の会 HPや冊子など計画 「全国にネットを」
ちょっとこすっただけで水ぶくれができる皮膚病、表皮水疱(すいほう)症。道内の患者がこの夏、全国初の患者と家族の組織、表皮水疱症友の会(札幌)を設立した。難治性の珍しい病気だが、「全国にネットワークを広げたい」と話している。 設立したのは、北大病院(札幌市)の皮膚科に通う、宮本恵子さん(52)=札幌市=、榊原郁美さん(39)=江別市=、中畑真紀子さん(28)=札幌市=の三家族。数が少なく、孤立しがちな患者や家族が互いに支え合ったり、情報を交換したりするのが目的だ。 同科のホームページ(HP)で呼びかけたところ、首都圏などの数家族から問い合わせがあった。「仲間と出会えただけで喜んでくれる。まず、治療を受けられる医療機関の情報などを提供していきたい」と宮本さん。 三人は、会独自のHPや病気とのつきあい方などに答える冊子の製作を計画。二十二、二十三日、札幌で開かれる日本皮膚科学会東部支部学術大会に参加し、皮膚科医にも会の存在を訴える。 同症が専門の清水宏北大大学院教授(52)は「病気への社会の理解が広がる契機にもなってほしい」と話す。問い合わせは、宮本さん(電)011・726・5170、電子メールkm-komet@excite.co.jpへ。 (北海道新聞 引用)
2007年9月14日金曜日
ユネスコの地質遺産登録 アポイ岳周辺申請へ 様似町
【様似】町は、かんらん岩など地球深部の岩石が露出しているアポイ岳周辺を、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「ジオパーク」(地質遺産)登録に近く申請する。世界的に貴重な地質や地形を保護し、自然公園として教育、観光などに役立てるのが目的。十二日には日本地質学会の研究者らが来町、アポイ岳の学術的な価値を高く評価した。 日高山脈の南端に位置する町には、約一千万年以上前の地殻変動により、地球深部の岩石が多数地表に露出する日高変成帯がある。なかでもアポイ岳を形成するかんらん岩は、最も深い地層から持ち上げられた物質。マグマの通った跡が岩の中に残されており、貴重な岩石資料として研究者たちの注目を集めてきた。 町は先月、アポイ岳の研究に取り組んでいる新井田清信・北大大学院理学研究科准教授(岩石学)に登録を勧められ、検討を開始。十二日には日本地質学会の研究者や学生ら三十五人が、役場前広場に設置されたかんらん岩のオブジェや、アポイ岳、幌満地区を視察した。 ジオパークは人と自然の接点を増やす理念もあるため、受け入れ態勢も審査対象となる。新井田准教授は「地質的価値はもとより、アポイ岳は登山道などがすでに整備されており、申請すれば登録はほぼ間違いない」と太鼓判を押す。坂下一幸町長は「アポイ岳には道有林もあり、道とも話し合って手続きを進めたい」と話した。 国内のジオパーク登録例はまだなく、道内では洞爺湖周辺四町と網走管内遠軽町の二カ所が名乗りを上げている。(北海道新聞 引用)
2007年9月13日木曜日
零下20度でも水素できる! 室蘭の「ハイドロデバイス」 新技術を開発
燃料電池開発などに取り組むベンチャー企業「ハイドロデバイス」(室蘭市中島町)が、零下二○度ほどの寒冷地でも水から水素を製造できる技術開発に取り組んでいる。環境に優しい新エネルギーの水素を零下の条件でも簡単に製造できようになれば、水素エネルギーを利用した寒冷地仕様の自動車開発などにつながるという。 同社の開発事業は、経済産業省の外郭団体「新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)」の本年度新エネルギーベンチャー技術革新事業にも採択され、事業費として一千万円の補助を受けることになった。 同社はすでに、アルミ微粒子と水を混ぜ、水分中の酸素とアルミニウムを結合させて水素を取り出す技術を開発し、携帯型の水素発生器を製品化。一グラムの微粒子と一ミリリットルの水を混ぜるだけで水素一リットルを取り出せるが、これまでは、常温約二○度での製造しか取り組んでいなかった。 今回は、微粒子をさらに極小にするなどの改良を加えて、零下二○度の条件でも水素製造を可能にするという。 同社は開発に向け、十月末にも新工場を室蘭、登別市内のいずれかに設置したい考えで、場所の選定を進めている。 同社の渡辺正夫代表=室蘭工大特任教授=は「いつでもどこでも簡単に水素を製造できれば、水素エネルギーの普及に向け、革新的な技術開発になる」と話している。 同社は二○○四年六月、室工大発のベンチャー企業として設立した。(北海道新聞 引用)
2007年9月12日水曜日
高級秋サケ、学校給食に 日高定置漁業者組合 来月6町に提供
【浦河】日高定置漁業者組合(三上徹組合長)は十月一、二の両日、日高沿岸で捕れる高級秋サケ「銀聖」を管内六町の学校給食に無償提供する。地元のおいしいサケを子どもたちに味わってもらい、消費拡大につなげようという初の粋な試みだ。 銀聖は日高沿岸で漁獲される秋サケのうち、重さ三・五キロ以上で、脂乗りや見栄えがいいサケに付けられたブランド名。同組合が二○○一年から事業を開始、サケのブランド化の先駆けとなった。ただ、高級なイメージが強く、「地元で日常的に消費されることが少ない」(同組合)ため、学校給食への提供を企画した。 給食を実施していない様似を除く管内六町の小学校四十校、中学校十四校と、養護学校二校が対象。児童、生徒、職員計六千二百十五人に、一人一切れ(八十グラム)が当たるよう二百七匹を用意する。 調理法は各校に任されているが、焼き魚が中心になる見込み。学校側は十月一日か二日の都合のいい日を選ぶことができる。 同組合は「安心・安全な地元産の秋サケを味わうことで、食の大切さや食文化について知ってもらえれば」と期待している(北海道新聞 引用)
2007年9月11日火曜日
紙フェス20回記念 笛や琴で素朴な音色 色鮮やかファッションショーも
苫小牧を代表する製造品・紙とふれあう「紙フェスティバル」(実行委、北海道新聞苫小牧支社主催)が九日、苫小牧市総合体育館で開かれた。二十回目となる今年は節目を記念して、紙で作った楽器を演奏する「紙の音コンサート」を開き、来場者の注目を集めた。 王子製紙苫小牧工場や日本製紙勇払工場など地元製紙会社をはじめ、市内の小中学校やサークルなど、三十八団体が紙にまつわる作品を出展したほか、人形や紙飛行機作りなどの体験コーナーが設けられた。 コンサートでは約四十人の市民が、ボール紙で作った笛や琴など六種類の楽器を合奏。ベートーベンの交響曲第九番の「歓喜の歌」やジャズの代表曲「聖者の行進」を披露し、来場者は素朴で温かな音色に耳を傾けた。 また、紙を材料にした服のファッションショーも開催。模造紙やティッシュペーパーで作った色鮮やかなドレスを着た子供たちが登場すると、会場からは「かわいい」と歓声が上がった。 コンサートに参加した若草小五年の碇谷祥輝君は「紙で作ったのに、本物の楽器のような音がしてびっくり。楽しかった」と目を輝かせていた。(北海道新聞 引用)
2007年9月10日月曜日
そろばん全道一は中座さん 旭川で大会
【旭川】第六十五回全道珠算競技大会(道商工会議所連合会など主催)が九日、旭川商業高で開かれ、中座寿規さん(札幌西高一年)が個人総合競技の最高賞「そろばん北海道一」に輝いた。 小学生から一般までの三百四十三人が出場。個人は四種目の総合と種目別競技、団体は一般、高校、都市対抗で得点を競った。 中座さん以外の個人総合と団体の各一位は次の通り。(敬称略) 【個人】▽一般 伊藤隆広(加藤珠算塾)▽中学 横井稔之(札幌福井野中)▽小学五、六年 小沢友稀(札幌川北小)▽小学四年以下 富樫亮太(札幌前田小) 【団体】▽都市対抗 札幌市▽一般 一条珠算塾▽高校 札幌高校選抜 (北海道新聞 引用)
2007年9月9日日曜日
ウニ「カップ詰め」倍増 今季の小樽市漁協 取扱高8500万円に 折から移行目立つ
小樽市漁協は、八月末で今年の漁期を終えた小樽沿岸のウニ漁の取り扱い実績をまとめた。漁獲量は約二十五トンと前年並みだったが、北朝鮮からの輸入ものがなかったため、まずまずの高値を維持し、取扱高は前年比約15%増だった。また一昨年から始めた「カップ詰め」(百グラム入り)の取扱高が昨年の約二倍となり、折からカップへの移行が目立った。 六月から解禁されたウニ漁の全体の取扱高は前年比14・9%増の三億七千三百五十万円。 カップ詰めはプラスチック容器の人工海水にウニを浸すため、素材の甘さが失われず、消費者に人気が高い。 漁業者にとっても、ピンセットでつまんで並べる従来の折に比べ、カップにウニを入れるだけで詰める作業が済み、手間が省ける。 このためカップの取扱高も前年に比べ八千五百万円と倍増。折と合わせた全体取扱高に占める割合も22・9%と、昨年比で9・8ポイント上がった。 だが、賞味期限は、溶けないようにミョウバンを使う折の七日に対し、カップは五日と短く、本州発送には向かないため、同漁協も「賞味期限は今後の課題」としている。(北海道新聞 引用)
2007年9月8日土曜日
新巻き作り「楽しい」 千葉からの修学旅行生 網走
【網走】修学旅行で北海道を訪れている千葉県木更津市の拓殖大紅陵高二年生百五十一人が六日、能取港(のとりみなと)町の網走第一水産加工業協同組合で、秋サケの新巻き作りに挑戦した。 北海道ならではの体験学習をしたいと高校側から依頼され、組合側が快諾したのが始まりで、今回は四回目。六日から十一日までの旅行期間中、網走のほか札幌、小樽、函館などを巡る。 生徒は体長六○-七○センチの秋サケの腹をさばき、内臓を取り出してから塩漬けにする一連の作業を体験した。従業員の手ほどきを受け、恐る恐る包丁を入れたり、飛び出した内臓に「うわぁ」と声を上げたりしていた。新巻きは、後日生徒の自宅に送る。長原元気君(16)は「こんなに大きい魚をさばくのは初めて。楽しかった」と話していた。(北海道新聞 引用)
2007年9月7日金曜日
年代物の看板、アメシスト置物が人気 夕張市のネット競売
【夕張】市が財政再建策の一環で、市所有の“お宝”を競売に掛けるインターネットオークションの入札が五日、始まった。入札参加仮申し込み約二千四百件のうち、最終的な参加登録は八百九十二件で、十三日午後一時に開札される。 同登録数で人気上位は、蓄音機のビクターのホーロー看板(三十七件)やエルビス・プレスリーの同看板(二十九件)など、仮申し込み段階とほぼ同じだが、予定価格十万円のブラジル産のアメシストの置物(二十一件)だけは、十位以下から一気に五位まで順位を上げた。市の担当者は「予定価格よりもかなり高価とみられ、詳しい人にとっては割安感があったのでは」と話す。 このほか、仮申し込み段階で計五件だった市内紅葉山の十五区画の宅地(予定価格百七十五万-二百二十七万円)には計二件の登録があった。担当者は「長年、宣伝しても売れなかったので、一区画でも売れてほしい」と期待している。(北海道新聞 引用)
2007年9月5日水曜日
きょうから稚内で合宿 リーグ戦へ準備着々 レラカムイ
男子バスケットボール「日本リーグ」に新規参入するレラカムイ北海道は4日、札幌市内で練習を行った。チームは5日から稚内合宿と東京遠征を行い、日本リーグに参加する8チームによるチャレンジカップ1回戦のトヨタ自動車戦(22日・道立総合体育センター)に向けて調整する。 稚内市総合体育館で行う合宿は11日まで7日間の日程。寝食をともにしながら選手間のコミュニケーションを深めるとともに、日本リーグで対戦する7チームの分析、対策を進める。当初は米国での合宿を予定していたが、チーム合流が遅れた外国人選手の時差調整などを考慮し、道内合宿に切り替えた。12日からの東京遠征では日本リーグのホーム開幕2連戦(10月20、21日)で対戦する日立と練習試合を行う予定で、14日に帰札する。 東野ヘッドコーチは稚内合宿を前に「対戦相手の攻撃、守備に対して自分たちがどう対応するかを詰めていきたい」。主将のフォワード佐藤は「互いにコミュニケーションを取って、よりチームワークを高めるための合宿にしたい」と話した。 同日までに、今季のチームスローガンが「ゆるがず、とらわれず、風となれ」に決まった。リーグに新風を吹き込むべく、レラカムイがチームづくりの仕上げに入る。 (北海道新聞 引用)
2007年9月4日火曜日
洞爺湖サミットのプレセンはルスツと発表
外務省は4日、来年の主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)を取材する報道各社の拠点になる「国際メディアセンター」を、北海道留寿都村のリゾート施設「ルスツリゾート」に設置すると発表した。 同センターには、サミット議長や参加首脳の記者会見場、報道各社の作業スペースなどを設置。サミット会場となる「ザ・ウィンザーホテル洞爺」から約27キロに位置する。(日刊スポーツ 北海道版 引用)
2007年9月3日月曜日
初秋のお花見? チシマザクラが開花 旭川の幼稚園
季節外れのチシマザクラの白やピンクの花が、あすなろ幼稚園(旭川市末広三の三、和島徹男園長)の前庭で開花している。 同園職員が、二本あるうちの一本で三輪咲いているのを、八月二十八日に発見。その後も次々と咲き始めた。 かれんな花に、園児の原口結音ちゃん(4つ)は「きれいに咲いていて、うれしい」とにっこり。 チシマザクラが旭川で咲くのは通常、五月下旬から六月上旬にかけて。樹木に詳しい旭川の市民団体「旭川みどり21の会」の成田一芳代表(77)は「猛暑が原因で元気がなくなった後、(暑さも和らぎ)回復したので咲いたのでは」と話している。(北海道新聞 引用)
2007年9月2日日曜日
天使病院 別法人への移管を延期
妊娠後期から生後約一週間の周産期医療の拠点となっている札幌市東区の天使病院の産婦人科医全員が退職する問題で、同病院を経営する医療法人社団カレスアライアンス(西村昭男理事長)は三十一日、十月に予定していた同病院の別法人への移管延期を決めた。 予定されていた移管先は、西村氏が別に理事長を務める特定医療法人社団カレスサッポロ。同病院の産婦人科医六人は「移管先の経営内容が不透明で、リスクの高い周産期医療は続けられない」として、九月末までの退職方針を決めている。 西村理事長は三十一日、移管延期の理由について「臨時の理事会・社員総会の開催要請があり、移管の時期にも関係するため」と職員に書面で説明した。カレスアライアンスでは理事有志が西村理事長の退任と経営移管の中止を求め、臨時理事会と社員総会の開催を要求している。 産婦人科医の一人は「西村理事長が退任し、移管が完全に撤回されない限り、退職の方針は変わらない」と話している。(北海道新聞 引用)
2007年9月1日土曜日
「夜市」に客足奪われ… ススキノ飲食店が閑古鳥
道内一の歓楽街である札幌・ススキノの飲食店が、一日まで三日間開かれている「すすきの夜市」に客足を奪われ、閑古鳥が鳴いている。歩行者天国の屋台での一次会だけで帰ってしまう客が多いからだ。「夜の街に活気を取り戻す」との狙いは成功したものの、肝心の飲食店の売り上げには結びつかない皮肉な事態に、関係者は頭を悩ませている。 午後六時半。ビルのネオンが輝きを放ち始めた駅前通の歩行者天国は、会社帰りのサラリーマンなどで混雑。沿道には三十五の屋台が並び、道内九市町の物産市は黒山の人だかりだ。札幌市西区の会社員浜島良男さん(59)は赤ら顔で「値段も良心的でおいしい」と話した。 夜市は昨年、札幌市やススキノの飲食店代表者らでつくる実行委が初めて企画。新たなイベントの誕生で、六-九月のススキノは毎月、イベントが続き、青木一晃実行委員長(青木商事社長)は「街の活気をより強くアピールできる」と言う。 しかし、周辺の飲食店に入ると、歩行者天国のにぎわいがうそのよう。 夜市が終わった午後十時。沿道のビルの、あるスナックの客はゼロ。店主の男性(62)は「屋台で十分に飲み食いするのか、二次会に来てもあまり金を使わず帰る」と嘆く。 別のビルでバーを経営する男性(60)はカウンターでテレビを見ていた。「最近のお客さんは、地下鉄やJRで帰りたがる。夜市の終了が午後十時では『二次会に行ってもゆっくりできない』と、店に寄ってくれない」 こうした飲食店経営者の不満を裏付けるデータがある。札幌市が昨年、飲食店経営者を対象に実施した調査では、イベント協力について「難しい」が61%と、「少額の費用負担なら協力」(21%)、「費用負担以外で協力」(16%)を大きく上回った。 ススキノの飲食店は約三千五百店。青木委員長は「夜市の開催自体を知らない経営者もまだ多い」と周知不足を認める一方、「イベントは繁華街に人を呼び込むのが狙い。各店は、上手に利用して自分の店に客を呼び込んでほしい」と訴える。 まちづくりコーディネーターで札幌国際大観光学部の吉岡宏高准教授は「イベントでにぎわいを創出する狙いは間違っていない。ただ、主催者側と飲食店主たちがもっと意思疎通を図りながら、イベント効果を生かす方法を考えていくことが大事だ」と話している。 (北海道新聞 引用)
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