2007年8月22日水曜日
高卒道職員試験 本年度志願者2割減 道内各市も減少
道や札幌市など、道内の地方公務員を希望する若者の減少傾向が続いている。特に近年は高校卒業予定者らの公務員離れが顕著。道などは、少子化や大学への進学率向上などの社会的要因に加え、財政難などで自治体側が採用枠を絞ったことによる“狭き門”への敬遠傾向もあると分析している。 道人事委員会事務局によると、来年度の新規採用者を募る二○○七年度の道職員初級採用試験(高卒程度)の申込者は、前年度に比べて20%減となる六百四十六人。初級申込者は、バブル崩壊後で民間雇用が落ち込んだ一九九三年度の五千四百人をピークに減少が続き、○六年度に初めて千人台を割り込んだ。 また、○七年度の上級試験(大卒程度)申込者は前年度比4・8%減の五百九十八人、中級試験(短大卒程度)申込者も同4・5%減の七百五人と、それぞれ微減となった。 ただ、行財政改革を実行中の道では、採用予定数自体が数年前と比べて半数程度に減り、間口が狭くなっているという事情もある。同事務局では申込者数の減少について「少子化傾向のほか、民間企業の雇用拡大などが背景にあるのでは」と分析する。 一方、札幌市職員の採用試験でも、申込者数の減少傾向は同じ。○七年度の「大学の部」の申込者数は前年度より9・3%減の二千七十三人。「短大の部」「高校の部」は現在も募集中で締め切り前だが、申込者を大きく減らした前年度とほぼ同じ水準になる見通し。 さらに、行革の一環で○六年度の事務職募集を見送った釧路市の場合、本年度は募集を再開したものの、申込者は○五年度より28・1%減となった。このほか、旭川市や函館市など道内ほとんどの市で減少傾向が続いているという。 資格取得予備校の東京リーガルマインド札幌支社の岸田大輔企画局長は、道内の公務員離れについて「公務員の受験者数がピークだった数年前から試験の難易度が一気に上昇。その結果、受験に消極的になった学生が増えた」と指摘。 一方で、現在も公務員を志望する学生は目的意識が高く、少数精鋭傾向が進んでいるのでは-とみている。 (北海道新聞 引用)
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