2007年8月19日日曜日

長沼の特養ホーム「迎光園」 懐かしSP盤 ボランティアで演奏会

【長沼】町内の特別養護老人ホーム迎光園で、二カ月に一回、戦中戦後の歌謡曲のSP盤レコードを、定期的に蓄音機で聴く演奏会が開かれている。入所するお年寄りたちは毎回、目を細めながら懐かしのメロディーに聞き入っている。  演奏会は、同町東町南一の会社員森本克彦さん(49)が、昨年からボランティアで始めた。小型の蓄音機を同園に持ち込んで、並木路子の「リンゴの唄(うた)」や、藤山一郎の「青い山脈」など、戦中戦後の流行歌を中心に、毎回三十枚ほどのSP盤をかけている。  演奏が始まるとお年寄りたちは、昔を思い出すように懐かしい曲の数々を一緒に口ずさんだりしながら、柔らかな音色に聞き入っている。  森本さんは、父・義秋さんが迎光園に入所していたことから、音楽好きの父に楽しんでもらおうと演奏会を始めた。しかし、三回演奏会を開いたものの、義秋さんはそのたびに入院するなどして同園におらず、夢はかなわないまま昨年亡くなってしまった。  けれど、「いろいろとお世話になった園に対する恩返しと、お年寄りのみなさんへの孝行の気持ち」で、その後も演奏会を継続している。  森本さんは中学生のころ、戦中戦後の流行歌の魅力を知り、会社に入ってから本格的にSP盤のレコードを集め始めた。現在は、流行歌を中心に五千枚ほどを収集している。  「今、時代とともに当時のよき歌が忘れ去られようとしている」と森本さん。これからもよき時代の流行歌を、皆で楽しむ活動を続けていく考えだ。(北海道新聞 引用)

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