2007年8月17日金曜日
「白い恋人」期限改ざん 全商品撤去広がる 札幌の百貨店や土産物店、売り場の休止も
石屋製菓(札幌市西区)の「白い恋人」賞味期限改ざんと、別の商品から大腸菌群などが検出された問題で、同市内の百貨店や土産物店では十五日、同製菓の全商品を店頭から撤去する動きが広がった。観光シーズンに加え、帰省客であふれる時期。売れ筋の人気菓子だけに、空いた場所に置く商品に頭を悩ませたり、地方発送した商品の連絡に追われる店もあった。 三越札幌店は石屋製菓と協議し、「お客さまに不安を持たれないように」(同店広報)と、地下二階の直営店を店ごと撤去。約十二平方メートルあったスペースは、隣接の人気ケーキ店の売り場を広げるなどして埋めたという。 大丸札幌店も「百貨店としてグレーな商品は売れない」として、同製菓の売り場(約十平方メートル)を当面休止。空いた売り場は「石屋製菓」のマークを覆った上で、急きょ、向かい側の売り場にある、白い恋人と並ぶ北海道土産「生チョコレート」を製造するロイズコンフェクトの商品を並べた。こうした対応に観光客も理解を示し、大阪府の主婦(43)は「お土産は人にあげるもの。信用第一の百貨店なら当然」と話す。 一般の土産物店も、撤去後のスペース活用を思案する。白い恋人は北海道土産の代名詞だけに、多くの店では入り口付近やレジ横など目立つ「一等地」を占めていた。同市北区のある土産物店の担当者は「一番手の商品を売れないのは厳しい。人気のある他の菓子商品で埋めるしかない」と話し、商品の配置換えを急いでいた。 また、中央区の狸小路商店街の土産物店「こぶしや」では、問題発覚直前に地方発送した石屋製菓の商品について、届け先に返品に応じる旨の電話連絡に追われた。同日夕、石屋製菓から「返品に応じる」との連絡が入ったためだ。松谷法人司(のりとし)専務は「数日は、地方発送分のお客さまへの対応で手いっぱいだ」と、発送伝票の控えを見ながら社員とともに電話をかけ続けていた。(北海道新聞 引用)
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