2007年6月11日月曜日

アイン、埼玉の同業買収 調剤部門1500億円目指す

調剤薬局全国最大手のアインファーマシーズ(札幌、大谷喜一社長)は三十一日、同業のあさひ調剤(さいたま市、春日一夫社長)を買収し、完全子会社化すると発表した。取得総額は八十億円。今回の買収によりアインの店舗数は三百三十店となり、二○○八年四月期の売上高はドラッグストアを除く調剤部門単独で、九百六十億円前後になる見通し。さらに買収案件が実現すれば一千億円の大台に届く勢いだ。
 あさひ調剤は関東を中心に八十六店を展開する中堅。○六年七月期の売上高は百六十二億五千六百万円で、経常利益は十二億二千九百万円。模擬調剤室を完備した薬事研修センターを保有し、五年間の薬剤師研修制度を持つなど、人材育成にも力を入れている。
 あさひ調剤の商号は変更しないが、社長はアインが派遣する。薬剤師三百九十九人を含む従業員六百二十七人はそのまま引き継ぐ。六月十五日付で全七万千株を取得する。
 調剤薬局の売上高は全国で約四兆円と推定されるが、アイン、日本調剤(東京)、クラフト(同)の上位三社の売上高を合算しても5%程度にとどまっている。このためアインは○二年に今川薬品(茨城県つくば市)と合併し、業界首位となったのを皮切りに、○五年にリジョイス(東京)を、今年一月にダイチク(新潟)を、それぞれ買収するなど、企業の合併・買収(M&A)を積極的に進めている。
 大谷社長は「あさひ調剤は約二十億円の現金を保有しているため、実質六十億円程度の買収となる。調剤部門の売り上げは二年以内に千五百億円に達する見通しだ」と話している。

(北海道新聞より引用)

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